食べ過ぎれば太ります
昔から、痩せたい人のために作られた「ダイエット食品」という食べ物が存在します。
名前で勘違いされがちですが、ダイエット食品は主に「低カロリー」や「低糖質」を強調した食品のことを指します。そのため、ダイエット食品に「食べると痩せる」という直接的な効果は無い点には注意が必要です。ダイエット食品だから大丈夫と思ってみても、食べ過ぎれば確実に体重は増加します。こんにゃくやバナナなど、定期的にダイエット食品として注目され、世間的なブームになってきましたが、ブームと共に普及する「食べて痩せよう」っていう考え方も、思いきり間違ってるというか、矛盾を感じます。昔から民間療法のような数々のダイエット術も流行ってきましたが、長年見てきて思うのは、最終的には「喰うな動け」っていう6文字に集約されるという点です、痩せたいと願う人が居るなら。何かを食べることよりも、まず熱量を消費させるほうに注力したほうがいいと思います。究極的なことを言えば、カロリーの摂取量よりも消費量が上回ってたら、どんな人でも痩せます。
人間の身体はあまりに不便
野生の動物が健康のことを考えて食事をしているとも思えませんし、基本的に好きな物だけを食べて暮らしています。これに対して、人間の身体は好きな物ばかりを食べてると健康を害したりするし、歯だってサメと違って1回しか生え変わらないし、色々と欠陥品だなぁと感じることが多々あります。そこから発展して、植物みたいに光合成ができればいいのになーと時折考えます。光合成ができれば、光と水だけで体内に養分を作り出すことができますし、食べて痩せようなんて気も無くなるでしょう。空腹で辛いっていう感覚も平気になる気がします。
ちなみに、生き物なのに光合成ができる存在なんて、地球上においては「微生物のミドリムシ」ただ一つだったりします。水と太陽光だけでエネルギーを生成し、体内を循環させられる羨ましい能力の持ち主です。人間にその機能を埋め込むことは今のところ出来ませんが、光合成させたミドリムシから抜き取った栄養素は、高品質なサプリメントや健康食として利用されているほどです。そんなミドリムシにも、有害物質のデトックス効果や代謝の活性化などの効果が見込めるため、ダイエットに利用している人も少なくないと聞くので、生き物のスゴさを改めて実感しています。